こちらのお色は「ベージュと白のストライプ」です。

男性用の夏物のジャケットなどに良く使われるコードレーンを使いました。

コードレーンってだけでオーセンティックな感じが出てくれるので個人的に大好きな生地です。

1920年代に英国貴族の間で大流行したというクレリックのカチコチのイメージをやわらかくした女性向けのブラウスです。

肩先から緩やかなAラインを出したかったので肩幅はかなり狭くしています。

これでシャツスリーブにしてしまったら肩周りが窮屈になってしまうので、袖山にいせ込みを入れてカバーしています。

かと言ってキッチリしたセットインスリーブにして「なで肩感」がなくなってしまうのはイヤなので、半分シャツスリーブです。

肩周りはややタイトにして裾に向けてふんわりフレアー。短めの丈は弾むようにヘムが動いて欲しいからです。

Aラインでも、ぽてっとした感じになるように「かっぽう着」をイメージしてバランスを調整しています。

クレリックの代名詞、襟とカフスにはかなり厚手のネル生地を使いました。

ココが珍しいんじゃないかと思っています。
かなり厚手で起毛感が強いのでふわふわの「わたあめ」のようなやさしい雰囲気です。
これを丸襟にしてかわいらしく。カフスも角を丸くしています。

袖はたっぷりとギャザーを寄せました。シャツモチーフなのでしっかりケンボロも付いていますよ。

胸のパッチポケットは切符くらいしか入りません。